samehada_restartの日記

過去調査資料などを残す場所

WM-DD33破壊~復活試行

大腸ポリープ摘出

便潜血~内視鏡検査

会社の健康診断(8月)で便潜血。その流れで1月に内視鏡検査(健康診断の二次検査なので無料)。上行結腸に大きなポリープが存在することが判明。摘出することに。
内視鏡検査時に小さいポリープを取ることもできるが有料(通常の健康保険適用)になるし、大きいものは取ってくれない。初回ということもあり無料対応(診るだけ)にしてもらったのだが、費用面では正解だった模様。

摘出手術

2月初頭、2cm以上の大物なので術後に出血が止まらない可能性もあるので一泊入院で摘出。
当日朝に満員電車で病院へ行き、到着したら腸洗浄で水便三昧。13時過ぎに点滴針を肘内側にされて身動きがとれなくなる。点滴の場所は担当看護師の経験や技術に依存するので仕方がない。慣れた人だと腕の外側にするのだけど、脳筋ではなかったため血管が浮きでてないから、何度も刺されて内出血の嵐になる可能性も高い(経験有り)。

15時から施術。鎮静剤で寝ている中で痛みを感じて時々唸っていた記憶がある。
摘出したポリープを半分に切っても肛門から引っ張り出せないとのことで、施術後に浣腸されて簡易便座で踏んばって出してくれと。他に出るものもないので簡単に出た。出たものを見せられたけど「梅干しみたいだな」という感想。半覚醒状態の中での浣腸&踏ん張りであったが「こんな経験(大物)は初めて」という看護師の言葉は記憶にある。施術担当or助手の人曰く「柔らかいから悪性ではない可能性が高いと思う」との予想だった。

病理検査の結果~少しだけ成金

1週間後に検査結果を聞きに行く。悪性ではなかったとのことで一安心。
今回摘出したポリープが大きかったために、その奥を診れていないということで、通常なら1年後のところを半年後に改めて内視鏡検査をすることに。これから毎年のように腸洗浄する事を考えるとウンザリではある。

金額的に高額医療助成は無理だったが、生命保険で入院+手術の見舞金を貰ったので少しだけ潤った。そのお金でWM-D6Cの後期型を狙うも価格高騰には勝てず。ゼンブゼンブの連中は本当に鬱陶しい。


WM-DD33を壊す

1月にジャンクのWM-DDを入手し修理(センターギアを交換・取付、ボリューム分解清掃、ギア位置を微調整、ヘッド交換)。気をよくしてWM-DD33のFF時テープ端での空転を治すべく処置していたところ、センターギアのギア側(キャプスタン側)の軸が取れてしまう。入手当初からグラついていたような気もするが...忘却の彼方。

件のWM-DD33は再起不能だろうと考えて部品取りしていく。外観がボロボロなのはともかく、重低音もドルビーも使わないので手持ち機材の中では微妙な位置づけだったので躊躇なくパーツを取り外していたのだが...

 

FF空転については、後に色々と確認したところ、テイクアップリール裏のギアが経年と摩耗で歯が劣化(特に回転方向)しており、軸がモータートルクに耐えきれない事とのコンボでダメになっていた模様。これって純正ギア割れによる影響もあるのだろうか。当該ギアを新調すれば良いのかもしれないが誰も作っていない模様。形状的に完コピは難しいのだろう。3Dプリンタよりも旧来のやり方でレジンコピーする方が簡単かもしれないが、それだと削れたギアのコピーになるから意味はないか。

 

WM-DD33の復旧試行

作戦1~軸を元の位置に戻す

WM-DD33は国内未発売だったので合体させるような機材の入手は簡単ではない。当時の価格以上を拠出するようなものでも無かろう。

アレコレ考えた結果「軸を取り付ける事ができれば動くようになるのでは?」「最悪、再生専用機になっても問題はない」となり、試してみることに。

FF/REWでセンターギアが軸周辺の窪みに沈み込むため、ボンドやパテを軸周辺に盛っることは避けたい。しかしながら、少量のエキポシボンドやパテでキチンと接着固定できない。仕方ないので(FF/REWは半ば諦めて)パテの量を増やして軸周辺を少し囲って埋めることでに。なんとか取り付ける事ができたが軸がグラつく。これ以上パテを盛ると完全に再生専用機になるので決断できず。

とりあえず最低限の部品を取り付けてギアの噛み合わせを確認する。ギアの劣化、パテ埋めによるギア沈み込み制限、軸グラつきで位置と角度調整が無理、のコンボでFFはギアに掠ることも無い状態。REW動作は大丈夫そう。

動作確認すると、REWで軸がトルクに耐えられずテープによっては回転しなくなる。軸が動くので結果的にPLAYの動作も安定しないので、これではダメという結論。

 

作戦2~パテで軸の周囲を埋める

REW動作も諦めることにして、軸周りの窪みをパテで埋める。やはり軸を完全固定できずグラついてしまう。

動作確認するも、最初は良さげに動いたけど、再生+REWを繰り返してるるうちにダメになる。

後に判ったが、パテは2色混合方式のものを使用したのだが、パテの量をケチって配合率が宜しくなく硬化しきれてなかった模様。きちんと硬化していたら違う結果になっていたかもしれない。

 

作戦3~最後の手段

軸を裏側のシャシー?を突き破って接着剤で固定する。エポキシ接着剤を遠慮くなく使えるのもあり、軸のグラつきを抑制できた。

再生もFF/REWも動作はするが駆動音が煩い。FFでの空転は言わずもがな。

再生時の駆動音の五月蠅さは、軸が短くなって抑えのリングワッシャーを取り付けられなくなったのが原因の模様。アレコレ触っても状況を良くすることは無理と判断して諦めた。

 

WM-DD33復活へ

細々とした処置

時々モーター位置がズレるのか再生速度が急に変化する症状がでる。モーターの電源ケーブルの配置(配線経路)を調整したら収まった。その辺りの調整を真面目に行えば良いのかもしれないが面倒すぎる。

キャプスタンプーリーに使うスラストワッシャーが無くなった(元から無かったような気もする?)ので購入。0.5mm厚では厚すぎて動かないため0.25mm厚を使っていたが、最終的には0.13mmを使うことに。0.25mm厚以下なら使用するに問題ないと思われる。
メンテナンス紹介してるブログ等で、この場所に注油・グリスを推奨してるのを見かけるけど、元々スラストワッシャーはグリスやオイルを不要にする目的の物だから、注油してもさほど意味はないと思われる。

ボリュームにガリが出ていたので外側から無水アルコールを流し込んで対処。予備は数個あるが少々のガリは「経年で発生するのが当たりまえ」としないと不幸になるだけ。DD33の物は、国内販売のDD系(F5を除く)で使われてる物より新しいタイプだが、Cカーブであることに変わりはない。迷惑な話である。

持ち運んで使う事も電池駆動する事も無いだろうとして、電池取り出し用の布は取り付けないことに。電池蓋も外したまま。電極の配線はしたけど。

 

復活したけど・・・

FF時の空転を回避すべく始めた事が、結果として状態を悪化させただけに終わる。良い経験にはなったが、記録してないと忘れてしまうだろう。

件のDD33は満身創痍の機体である。

・外観はボロボロ
・FF/REWボタンの取付場所の樹脂が破損してたのをパテで修理(入手時)
・ボリューム、センターギアの交換(入手時)
・再生音のノイズ対策でメガバスICを載せ替え(ノイズは違う理由だった...orz)
・FFでの巻き終わり時のギア空転
・センターギアの軸が折れる、修復するも動作音が煩くなる(今回)
・再生音が出ない場合がある(ヘッドが上がらない、今回の軸問題の影響あり)

DD機のウリであるW&Fはカタログ値には至らないのは確実だけど、これは入手した時からであったはず。もちろん廉価リバース機と比較するまでも無いし、廉価で無くともWM-DD9の「整備品」よりもマシであろう。

WM-DD33の特徴の1つである「昇圧&PLLロック」は、持ち運びしない=電池駆動しないのなら意味は無いと考える。持ち運ぶにしてもニッケル水素電池を使うのなら、やはり意味は無いだろう。もう1つの特徴でもある重低音も使う事は無い...血眼になってDD100を狙う連中の気が知れない。

結局のところ「WM-DD33でなければダメ」という状況にはならない。本音としては売却したいのだけど、さすがに難しいだろう。愛着はそれなりに有るので尚たちが悪い。