samehada_restartの日記

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WM-DDとWM-D6/D6C用のUSB電源アダプタの作成

WM-DD系機種をUSB(+5V)で使えるように。ACアダプタは用意するのが面倒だし、大きくて邪魔。メンテナンスする時にあると便利だけど、あまり使いたくない(可能なら捨ててしまいたい)という動機から。

どこかで販売されてるかもしれないけど、自分で作成することに。
カセットウォークマンは必要電流が少なくて済むので、DAT用とは異なりPDを使わない方針とする。

 

WM-D6/D6C

ヤフオクで売られていた「6V昇圧USBケーブル」を入手(2本)。DCプラグはD6/D6Cに適合するものをセンターマイナスとなるようして付け替え。 D6はカバーにDC用の穴がないので利便性のためにL字変換をヤフオクで購入。

 

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1A程度まで出力可能という触れ込みだが、そもそもUSB-Aの時点で500mA以上を期待してはいけない。TCD-D7/D8では厳しいかもしれないが、D6/D6Cは400mAあれば良い(らしい)ので問題なし。

 

WM-DD系

NJM2884を使ってUSB+5Vを3Vに降圧するアダプタを作成する。
 

電源入力用USBマイクロジャック2.2uF セラミックコンデンサ (2個)、出力ON/OFFスイッチ(手持ち在庫)、スイッチ入力用の抵抗(ジャンク基板から剥がした手持ち在庫/20k-100kΩの範囲で適当に)と一緒に、タカチ KW-48(秋月では取扱なし)に詰め込む。

NJM2884の最大出力は500mAだが、WM-DD系で使う分には全く問題なし。

WM-DD系のDCジャックは標準でもEIAJ(電圧区分)でもないのだが、ヤフオクで適合できそうなDCプラグ付きケーブルを購入した。3V出力は他にも用途が有りそうなので出力にRCYコネクタを使用し、DCプラグを簡単に交換できるように。DCプラグを替えればWM-DT1でも使える(電流要件も問題ないはず)。

 

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部材購入の都合もあり2セット作成。
1番目はRCYジャックを外出にしたが、2番目は出力用RCYジャックを内蔵しON/OFFスイッチの位置を出力ジャック横に移動。
作るのは楽しいけど開口が手間。内部の配置や配線は手抜きで作業効率も悪いけど、商売目的ではないので気にしない。

DCプラグが余ってるので、あと2個ほど作るかもしれない(手間なのでON/OFFスイッチは省略するだろう)。用途はDD系を処分する(売る)時のオマケ。

 

電源ノイズに神経質になっても・・・

こういうのを作ると「USB電源はノイズが多いからダメ」という人が出てくるだろうけど、臨場感だの空気感だのを疑似環境にすぎないオーディオで得られると本気で思ってる人達は・・・何かしらの補正が必要となる「歪んだ」機材に「真っ直ぐな」心で接してるのだろう。

DCDCだろうがACDCだろうが、定電圧を取得するためにフィードバックしている。当然微振動=ノイズは避けられないわけで。たとえ完璧な定電圧電源を用意しても(できるわけないが)、WM-D6Cのように内部で昇圧してたりする機器もある(このおかげで安定駆動できてるわけだが)。しかも某連中が忌み嫌うスイッチング方式。

ノイズを聞く・聞き分けるためにオーディオを使ってるわけではない。