samehada_restartの日記

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MDR-ED7の回路予想図

REMOTE線を特定の電圧にする方式で、制御の世界だとアナログIOといわれる代物。情報通信の世界でコレを「シリアル通信」と言う事はない。

定常状態でREMOTE線がオープンの場合は音声出力がミュートされる。

各操作スイッチ(Vol~STOP)に対する抵抗値は実機をテスターで計測したもの。この抵抗によりTCD-D7/D8の内部抵抗(56kΩ)を使って+4Vを分圧する。抵抗の括弧内の値はE系列で選定する場合。

定常状態とAVLSについては、単純な抵抗回路ではない模様のため予想となる(回路シミュレータでは問題なく動作)。実際には10~100nF程度のコンデンサが並列に入ってるかもしれないが、本体内部でLPFを組んでるので意味はない?抵抗だけで全て組むことも可能であるが、その場合はZDの電圧分相当を確保すべく抵抗値を変更する必要がある。

 

検討(2023/10/24-10/26)

NEC 2SK1960 ... Vth=0.5-1.1(0.8)V

NEC RD2.2E(B1) ... 2.12-2.3V

AVLS-ON: 64K-80K → 75KΩ

AVLS-OFF: 150K-160K → 75KΩx2

電流量を考えると、ZDは5V前後のものでも1~1.5V程度にしかならない可能性。
閾値は2.6~3.0Vと狭いので(ZDやMOSFETの特性を考えると)違う方法を考えた方が良い。
従い、これで検証する予定は全くない。既に抵抗方式で問題ないのは分かってるので。