普段から横着してる安全担当が居るところで事故がおこると、必要以上に大騒ぎしたあげく、業者なりに全責任を押し付けようとする。日常点検すらサボってるのを放置してたのを誤魔化すためかは知らないが、エネルギーを費やすタイミングが違うだろうと。
そういった連中に騙される経営幹部連中も大概である。具体的な名前は出せないが、本当に困った連中である。
本題
2度ほど挑戦したけど無理だった。ラジオ搭載やスライド機構によるスマートな見た目で良さげに見えるけど、「整備品」や「完動品」と称した出物が少ない(というか見たことがない)事には相応の理由がある。
- チープな筐体素材に経年劣化
プラスチック系の素材で簡単に割れてしまう。しかも、ツメ嵌め込みの個所が多く、やらかしてしまう可能性が高い。 - スライド機構が煩わしい
筐体の歪みや割れでスムーズに動かなくなったり。テープ出し入れ時に、スライド位置が安定せずイラつくことも。 - ブーンという音
カセット再生するとイヤホン越しに聞こえてくる。ラジオでは発生しないのでモーター辺り由来だと思われる。対策方法を探してるうちに次の理由で再起不能にしてしまった事もある。 - フィルム基板
フィルム基板上に部品がハンダ付けされているのだが、チップ部品が密集して配置されていたはず。よほどの達人でないと部品交換は無理ではないかと。 - ラジオの存在
メンテナンス性悪化要因の一つ。使わないけど使えるようにしておきたくなるのが人としての性。組み立て時の手間が増える。 - ヘッドホンジャック
2.5mmステレオミニジャックなので、専用イヤホンを持ってないなら変換ケーブルを用意する必要がある。専用イヤホンを持っていても如何せん古いので、かなり汚くなってるだろう。
せっかくのDD機である。(仮に)マトモに再生できるのであれば「お気に入りのイヤホン」を使いたいであろう。 - 電池交換
チープな素材とスライド機構のおかげで交換しづらい。
まぁWM-DD系の電池交換も、都度カセットテープを抜いて行う必要があるので面倒ではあるので、これ自体はさほどのマイナスポイントではない。
ただし(会社としての方針なのだろうけど)こういう駆動系製品に単4電池を採用してると、開発・設計者のセンスを疑ってしまう。
「音の良さ」よりも「オートリバース」が重要視されていた時代の製品。性能よりも利便性が選ばれるのは世の常である。ましてやSONY, AIWA全盛期、さほど売れなかったのか情報が少ない。おそらくは修理しようとしても上手くいかずブログにアップできない人達も多かったであろうことが予想される。
SONYのWM-DD系の方が整備性は良いし、センターギア対策も確立されている。歪みによるFF/REW時の騒音などの問題はあるが我慢できるレベルであろう。もちろん保管状態が悪かったであろう物も多いのでハズレを引く可能性も高い。
安価であれば手を出すが、勝てる見込みのないギャンブルに手を出しても仕方がない。