先月末から仕事のトラブル対応に追われ、12月に入って風邪をひき、ここにて色々と。
12/23
午前中に出かけていたら、マンションの管理人から連絡があり、玄関外の湯沸器の入ってるユーティリティから水漏れしてるとのこと。
家に帰ってみると玄関内も水浸しになっていた。床下から水が溢れ出してる。管理人が「業者(大阪ガス)に連絡して対処してもらえ」と言うが、中も水浸しであり湯沸器の問題では無いのでは?という話になり、取り敢えず水道の元栓を閉じるも解決せず。管理人が管理会社に連絡して業者を手配してくれた。水回りは悪質な業者が多いらしいので助かる。
土曜日だったこともあり昼過ぎに業者が到着。調べたところ湯沸器からの温水供給管が途中で亀裂が何かで水漏れしている模様。修理対応は12/25(月曜日)になるとのこと。湯沸器は停止、冷水しか使えない状態で週末を過ごすことになった。
12/24
風呂も浴室乾燥も床暖房も使えないという地獄。トイレが使えるのが唯一の救いである。
暖冬とはいえ寒い。クリスマスの浮かれた気分は皆無である。1週間後ろにズレてたら年末年始で大変だったので、ある意味で良かったともいえる。
12/25
朝一で業者が来る。
配管の位置が解らない。施工図面は全くアテにならない。何処かで床下から天井に上がってる模様なのだが、実地調査にも限界があり場所が解らない。業者があたりをつけて壁を一箇所開ける(壁材をカットする)も何も出てこずハズレ。
業者が別の場所を提示して其処を開けたいと言うが無意味な予感がしたので、こちらが予想した期待できる場所を提案。業者も納得し開口する事になるも、納戸という名目の部屋なので荷物だらけ&タンスを動かす必要がある。
業務と一緒に荷物をどかし、開口したら見事にビンゴ。天井に上がる配管が見えて、避けて水漏れしてる個所も見つかった。
業者が間違えて違う配管をカットしたりと色々あったが...ともかく無事に水漏れは治まり温水が使えるようになった。
しかし漏れ出した水は乾くのだろうか。下の階の人は不在だったようで、管理人や管理会社が連絡してるのだが、何も言ってこないので下階への漏水は無かったのだろう。
配管修理費はマンション管理組合の保険で対応できるらしいが、連絡がないのでよく解らない。年明けまで後回しなのかもしれない。壁に開けられた穴をどうするか...取り敢えず管理会社にリフォーム相談するのだけど...壁紙を貼り替えるにしても、タンスとクローゼットがあるから大変だ。もう考えるのもシンドイから此方も年明けに相談することに。諸事情により、何かするにしても4月以降になるし。
12/29
先日、内部のベルトやラバー部材を総替えしたWM-D6であるが再生音が安定しない。時々音がこもる症状がでる。
ピンチローラーの経年劣化が原因と予想。元々はジャンク品を入手して中のラバー部材やCP基板を交換した物なので詳細な来歴は不明。ベルトは汎用品に交換されていたようだが、ピンチローラーは交換された事が全く無いと思われる。ローラーの表面を削る方法もあるが、経年劣化で相応に硬化してるだろうし誤魔化しという感が強く好きではない。
交換用のピンチローラーはベルトと同時に先日購入してある。ベルトと違い、ピンチローラーは何処で買っても同じような気がする。
上面の外装を全て外していく。サービスマニュアルを見て作業すれば、さほど難しい作業では無いがポイントは2つ。
1つ目は上面カバーの両面テープ。ヘッドやピンチローラーの上あたりにテープがあるのだが、これが粘着力を維持してるとカバー取り外し時にカバーを曲げてしまう可能性がある。
もう一つはローラーの回転軸で、これはラジオペンチ等を使って押し込めば反対側から簡単に抜くことができる。但し、力技になるのでピンチローラ部品のフレームが曲がりやすい。
無事ピンチローラを交換するも、再生速度が安定しなくなる。リールがリッド窓に当たってる?リールを少し押し込んでみたら症状が治った?...(この時点では)よくわからないまま。
12/30
使用するテープにもよるが、音がこもる事がある...要は症状は治ってないと。観察してると、音がこもるタイミングではキャプスタンのところでテープが進行方向に対して横ズレして戻るのを繰り返している。
ピンチローラーの押し付けが弱いのか?ともかく再び分解することに。
このローラ下にあるバネが弱い?
取り敢えずピンチローラーの、フレームのバネを引っ掛ける場所(突起)を反対方向に曲げて、バネの復元力が強まるように脳筋的対処。
安直な処置であったが、テープの横ズレ症状は治った模様。
そういえば「振動に弱いな」「ピンチローラー辺りを上から軽く叩くと音が揺れるな」と感じていた事を忘れていた。ひょっとして当初の音こもりの原因はコレだったのか?
自分自身の(少ない)経験を思い返すと、ピンチローラー交換で良い結果を得られた記憶は全く無い。せっかく購入した部材を使えたので良しとする。
ついでに簡単にテープパスを確認。耳計測しながらアジマス調整ネジを弄ってみるが、ネジを緩める方向の調整が効かない。ネジ下の板バネが途中から跳ね上がらない模様。
これはネジ周りを少し弄っていたら治った。ネジ回転位置固定用のボンドが原因だった模様。ユーザーがアジマスを弄る事なんて想定してないのだろうけど、雑な塗り方に見えてしまう。
暫くは様子見である。
カセットデッキの性能は色々な要素が絡み合うので難しい。消耗品的性質を持つ部材を交換したところで、注油だのグリスアップだのとしたところで、「完璧な状態」なんて言葉を軽々しく使えるものではない。だから面白いと言えるけど、自分の物だからアレコレと出来る訳で、他人の物では無理。
たとえ、専用テープ(10kHz以上)とオシロスコープを使ってアジマス調整しても自信は持てない。オシロスコープのリサージュが綺麗に出てる画像は、低周波数のテープを使ってる可能性が高く信用できない。まあ、年齢とともに厳密に調整しても無駄になるのだけど。
追記(2024/5/9)
再発
再発したのでピンチローラを(取り外して復旧処置したものに)戻してみるが状況は改善せず。どうやらピンチローラの問題ではない模様。
あれこれ考えながら、RV601からRV302に向かっての基板端の何もないところを触ると速度が揺れる。FG線を再ハンダしたり基板上の汚れ(フラックスの残渣)を取り除いてみるが変化なし。
少し調べてみる。
https://www.tapeheads.net/threads/sony-wm-d6-fluctuating-speed-during-the-playback.99574/
・CP601 ... 時々早くなる事がある?
・C607(タンタル0.15uF/35V) ... 再生時に最初は速く、数秒で標準速度になる?
ひとまず、CP601の外皮交換&C607の交換を試してみることに。
CP601の外皮除去で済めばよいが、eBayでの基板手配は(円安の今は)避けたい。C607については、基板のその辺りを触ると音揺れするので問題があるのかもしれない。
処置
CP601の外皮を除去。
C607を交換...取り外してテスターで計測した限りでは容量に問題は無かったが、せっかく取り外したので交換。
ついでなので、CP302,303を以前eBayで購入してあった代替え基板に交換。取り外したものは外皮除去して予備として置いておく。
結果
今のところ症状は出ていない。
また再発するようであれば Q603(MOTOR DRIVE)の交換をしてみる予定。若松通商で 2SB739 (2SB739-Cとある)を見つけたので購入・・・イマイチ信用できないのが正直な気持ちであるが、他では見当たらないし、この手合いのトランジスタは無くなりつつあるので代替品を探すのも面倒。
とある経緯より
CP基板は熱に弱く脆い。特にCP602はピン数が多く、ハンダ処理時は要注意。